放課後の教室
僕は、最近付合い始めた彼氏と喧嘩をしていた。 「なんで、元カノと街歩いてんだよ!!」 そう、コイツ、堂々と浮気しやがったんだ。 「だぁから、あれは、偶然だって言ってんだろ!」 「そんなの、信じないね!」 そんな、都合のいい話があってたまるもんか! 僕は、そう思いつつ、机の上に座った。 「ったく、ごめんって言ってるだろ。」 なんで、僕が逆切れされなきゃならないんだ! 悪いのは、全部お前じゃないか!!!! 「なぁ、どうしたら機嫌直してくれる?」 ちょっとだけアイツは甘えた声になった。 でも、そんな声も無視! と、思ってたら、良い案が思いついた。 「じゃぁ、ここでキスして。」 コイツ、公の場でこういうこと、嫌いなんだよな。 「キスしたら、許してやらなくもない。」 とびっきりの上目遣いでおねだりしてみる。 「はぁ!? こんなところで?」 アイツは周囲を見回した。 放課後の教室だ、誰が来るか分からない。 さぁ、どう出る!? 「・・・」 「やっぱり、僕より元カノの方が好きなんだ!」 何もしてくれないので僕は再びイライラしてきた。「・・・!」 「・・・これで良いかよ。」 アイツは、手をポケットに入れたまま、キスしてきた。 「・・・うん」 そうして、僕たちは仲直りした。
